今年度の園内研究第一弾を、昨日、つき組で実施しました。

題材は磁石遊び。円盤型のフェライト磁石、ドーナツ型のフェライト磁石、棒型のアルニコ磁石の3種類の磁石を使って、みんなで遊びました。

入門期の活動ですので、理屈は不要。いろいろな活動を通して、「見えないけれども確かにあるちから」への気づきや、壁を通ったり、移ったりする等の現象の不思議さを感じることが大切です。様々な体験や、知的な楽しさが就学後の学習の土台になると考えます。

導入段階から子どもたちの興味・関心が高く、体を使う活動ではありませんが、意欲的に取り組みました。「脳に汗をかく」活動です。初めは、手にした磁石を様々なものに付けたり、様々なものをつけたり、直感的な活動が多いですが、次第に意図的になってきます。自分の試したいことを考えたり、それに適した磁石を選べるようになれば、かなり学習が深まったといえます。活動を重ねるうちに体感的から次第に操作的に子どもたちの取り組み方が変化してきます。

年長さんは、現在、自由遊びの時間に虫や小さな草花を熱心に観察する様子も多く見られますが、年長さんならではの活動です。

机の下から空き缶を操って遊びました。

磁力が強い磁石を使いましたので、モールが固まりになってきれいでしたが、磁力が強すぎて、みんな磁石についてしまい、磁化したモール同士がつながる現象はよくとらえられませんでした。改善の余地ありです。

乾電池に乾電池がつながってぶら下がる様子に興味がわいたようです。

紙の芯にドーナツ型の磁石を通して遊びました。向きを工夫すると、磁石同志が反発しあって、ばねのようになります。