6月29日にゆき組において園内研修会を開催しました。題材は風船を使った遊び。位置づけは科学遊びで、身の回りの事象を取り上げる、主に環境領域に関わる活動です。

風船というと風船に息を吹き込んだり、引きこみ口から噴き出してくる空気に当たったりしますので、空気や風に気が行きがちですが、子どお立ちの遊び方をあらためて見直してみると、風船を打ちあったり、空気清浄器の吹き出し口の上にふらふらと留まる風船の様子を楽しんだり、膨らませた風船と膨らませない風船が落ちる速さに違いがあることに気づいたり、どうやら軽さにポイントがあることがわかりました。金魚が水に入っているように、わたくしたちは目に見えない空気にの中で生活しています。見えないがために意識することも少ないのですが、風船などで遊ぶ体験を積むことを通して、次第に身の回りへの理解を深めるのだと思うます。とはいえ、幼稚園生ですので決してお勉強する必要なありません。様々なものに触れ、自分が触れることで起こる現象を体験し、楽しさや不思議さを見出して更に進んで関わろうとする。つまり現象で遊べればよいのです。いずれ、教科学習になったとき、「そういえば・・・」となって、学習を豊かにすると思います。