楽しかった梨狩り遠足。この日は、年少さんみんなで梨の絵を描きました。

「見て」「触って」「嗅いで」いくと、普段は見過ごしていた様々なことが見えてきます。粒粒した模様であったり、ざらざらした手触りであったり、梨特有の甘い香りであったり、お母さんが剥いてくれた梨を食べているときには見えなかったことや感じなかったことがたくさんあったことに気づきます。見慣れたもの、特段意識することがなかったものが「これまでとはちがったもの」に見えてくるとき、子どもたちの世界が、また、少し広がっていきます。

 「気づき」の嬉しさと「表現」の楽しさは表裏一体。観て、描いて、また観ていく中に子どもたちの見方が深まり、まだ未熟な技能の中にも着実な個々の貴重な体験が表れています。