鉄棒好きのお友だちが増えてきました。

 「できる」ようになることが子どもたちの目標ですし、上達する実感が一番の励みになることは確かですが、技能の習得には時間がかかりますので、「できる・できない」は、さほど重要視せず、まずは、鉄棒に触れること、ぶら下がったり、のったりすることが楽しいと思えることを大切にしたいと思っています。逆上がりができればとてもうれしいことですが、腕立ての姿勢でいつもより少し高い視点から身の回りを見渡すのも気持ちいいものです。逆さにぶら下がって、世の中をさかさまに見るのも楽しいものです。お友だちと一緒なら、楽しさも百倍でしょう。そして、何より「力(筋肉)と使うことの心地よさや、フランブランすることの体感の面白さを好きになることが一番です。

 これは余談になりますが、経験から思うに、体格と筋力のバランスがよい凡そ小学校前半までに取り組ませてあげると、器械運動は、身につきやすいように感じます。

また、他の動きに自分自身を合わせなければならない「ブランコ」や「大縄」、制約に合わせて体を動かす「平均台」などもたくさん取り組ませたい運動遊びです。