10月はじめの2日のこと。新しい給食の試食を年長さんに協力してもらって行いました。

今は、お弁当形式の給食で、温かなご飯を用意していますが、さらに「温かい一品」、「手作り感がある給食」をとのことから、検討しているものです。

容器が変わり、従来のご飯に、さらに温かい汁物が加わるのが特徴です。この日は、わかめスープ。普段は、冷ましたお茶や水筒で持参した水分でご飯を食べているので、みんなたくさんお変わりをしてくれて、上々の反応です。おかずもこれまでと違う盛り付けになっていて、食が進んだようす。汁物は、業務用のステンレス製の保温容器に入ってくるので、衛生的でもあります。他県の園内調理給食を見学したところでは、メラミンの容器を転用していて、細かな傷が関る衛生面の心配を考えましたが、その点は解決しました。また、給食のよさは、先の震災のときに、放射能問題が発生した際、食材の調達先や検査のことが課題になりました。各園独自の小規模な取引だと難しいことも、大きく扱う業者さんだからできる場合もあります。現在、給食をお願いしております幼稚園給食さんの場合、震災の折は、放射能騒ぎが起こって後、数日と間を空けずに、自前の井戸水の放射能検査を実施したり、食材の産地変更を行ったりして、給食を供給しておりました。安定的供給の点では、自園調理とは違った良さがあると思っています。

食器が重かったり、全体のかさが1.5倍になったり、食べこぼしやコップを倒すことが多い年少さんではどうするかなど、課題の検討を十分に行いたいと思います。

内容面では、カロリーは、十分でしたが、ボリューム感に若干掛けているとの職員からの意見でした。