一昨年と昨年に栽培に取り組んで、教材化のめどが立ったので、今年度は、年中さんに一人一株、苺の苗を用意して、一鉢苺栽培を開始しました。一季なりの品種なので、5月上旬の収穫までの進級をまたいでの生き物教材の学習になります。豊かな実りと、お友だちの喜ぶ顔が楽しみです。

 秋から春にかけての栽培教材といえば、チューリップをはじめとする球根ものが多いですが、春に「開花」させるために水遣りが欠かせない割には、暖かくなる3月まではほとんどその見た目が変わりません。はたらきかけても、反応が薄く、教材としては残念に思っていました。

 一方、苺は、お水をあげるほかにも、枯れて不要になった葉を取り除いたり、追肥をしたり、冬の間も程よく「やること(お世話)」がある点が魅力です。休眠中とはいえ、語りかけ、株の様子を見ることもできることから教材化することにしました。5月の結果が楽しみです。