真砂教育の柱の一つのワンダーランド。年長さんが、熱心に年下のお友だちに語りかけてくれて、1学期が終わるころになると、みんなずいぶんなかよしになってきました。

 ふと気がつくと、小さなお友だちが、年長さんの様子を熱心に見ています。こうしている内に、やがてお兄さんやお姉さんのすることを模倣するようになり、やがてお兄さんお姉さんと同じようにできるようになるのでしょう。

 と、このような「学び合い」を目的に、ワンダーランドは1年間展開していきます。

 拡大解釈にはなりますが、ロシアの心理学者ヴィゴツキーの「発達の最近接領域の理論」につながるお友だちの姿です。

レフ・ヴィゴツキー・・・外的影響を受けない状態で子どもの発達を捉えようとしたピアジェに対して、他との関わりの中における躍動的な面として子どもの発達を捉えるべきことを提唱しました。外的影響を排した中で表れる子どもの行動は、いわば「既に発達を終えた部分」「既にできるようになっている部分」であり、着目すべきは、子どもたちの「これから発達するであろう部分」「何ができるように(わかるように)なろうとしているのか」であると彼は言います。今日は、先生にきいたり、友だちと一緒に考えたり、模倣したりしてできていたことが、明日は、自力でできるようになる。そして、それに類することへも広がりをもって子どもたちが変化する姿に発達の本質を見出す考え方です。「発達の最近接領域」は、今まさにその子が自力でできるようになろうとしていること(領域)をさしています。HQ育成に関する諸説とともに、学年、学級を基本単位として、学びあい、高めあいのなかで展開される幼稚園教育、学習の根幹ともいえる考えです。